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心療内科を受診したのは「ひとり親であること」に不安に感じたから

心療内科を受診した時のことのアイキャッチ

 

2019年9月、心療内科を受診しました。
主訴は「気分の落ち込み」で、中途覚醒が続いて睡眠不足なこと、ケースワーカーとのトラブルで就労に不安があることを挙げました。

診断は「強いストレスが続いたことによる疲れ」
受診からほどなくして回復の兆しが見え、現在はある程度不安のない生活ができるようになりました。

今回は備忘録ですが、同じような状況で無理をしている方は多いように感じています。
離婚して子どもを育てることは自分で選んだ道ですが、だからといってすべてをひとりで抱えて走り続けるのは無理なんです。

からだと心が限界になってしまった原因

7月のいつ頃からだったのか。
子どもと過ごす時間に苦痛を感じるようになり、些細なことで怒鳴り、床に散らかったおもちゃを手に取り叩きつけた日もありました。

自分の感情がまったくコントロールできないことが、とにかく怖かったです。

そこに至るまでの原因はいくつもありましたが、引き金となった大きな出来事が2つありました。
三女の中耳炎と、次女のゲーム依存です。

三女の風邪と中耳炎のこと

2019年4月、入園からほどなくして風邪をひいた三女。
その風邪は治ることなく6月に入ったところで悪化、鼻風邪をこじらせて中耳炎になり以降何度か繰り返して現在(2019年12月)に至ります。

風邪をひいていなかったのは夏休みだけ。
治ったと思ったら2、3日でまた風邪を引くの繰り返しです。

俗にいう「新入園の洗礼」です。
鼓膜チューブ留置(耳に水が溜まらないようにするため)手術の話も出ていますが、その場合は心臓病でかかりつけの大学病院に相談する必要があります。

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かかりつけの耳鼻科までは片道2.5km。
症状によって3~4日から2週間の間隔で定期受診を続けていますが、主な移動手段は自転車です。
(雨天時と寒くなってからはバス利用)

休日に急性中耳炎を発症すれば、タクシーに乗って遠くの耳鼻科に行きました。
季節の変わり目、看病疲れ、学校行事やPTAもこなしながら、当時は合間の時間でカーブスにも通い続けていて。

「お子さん育てるためにも体力つけましょう!筋肉ついてきましたよ!」というコーチの言葉を鵜呑みにしました。
数字上での結果も出ていたのでブログにもそのように書いていますし、もちろん嘘はありません。

ですが実際にはなけなしの体脂肪と体重がさらに減り、段々と体力が落ちていく実感との戦いだったんです。
確かに計測の結果を見れば、体脂肪率が下がって骨格筋率が上がるのはいいでしょう。
でもそれは「痩せたい人」の話ではないのかと。

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少しでも間があくと、「ラブコール」と称した電話が入ります。
そこで一度立ち止まればよかったのに、しっかりと眠れずに疲れの抜けない体で通い続けたところ痩せてしまい。

コーチへの不信感で愛想笑いもできなくなった頃、三女の体調不良続きで時間を取れなくなったまま2ヶ月が経ちました。

夏休みと次女のゲーム依存

次女のゲームを問題視し始めたのは、最近ではありません。
旧宅の頃からずっと注意し続けてきたことですが、引っ越してきてひどくなり、5年生になって手に負えなくなりました。

  • プレイ時間が長すぎること
  • ゲーム中の大声や罵詈雑言がひどいこと
  • 声をかけても無視すること

 

ゲーム自体に中毒性がありますし、一概に依存と言えないのはわかります。
学校にも通えていますし、担任からは「授業中に寝てしまうようなことはなく、取り組みもまじめで提出物も問題なく、友人関係も良好です」と聞いています。

学校で頑張っている分、家で羽を伸ばしていると捉えることはできます。

ただ、度が過ぎるんです。
学校があるうちはメリハリもありましたが、夏休み中は完全に昼夜逆転で、私の言葉には一切耳も貸しません。
次女の態度に関しては、長女も我慢の限界を感じていました。

夏休みが明ける頃には、すっかりと疲れ果てていました。
言われる側の次女もまた居心地の悪さからゲームに傾倒するようになり、悪循環だとわかっていても抜けられません。

学校の担任、クラスのお母さん方、三女の小児精神科の主治医など、いろんな人に相談もしました。
でも、私も悪いのだと気づいていました。

家族とのコミュニケーションを蔑ろにしてゲームを続ける姿に、元夫が重り、次女の存在がうっとうしい。
「解放されたくて離婚したのに、どうして似たような人間と暮らさなければいけないのか」
娘に対して、そう感じてしまう自分を最低だと思いました。

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約1ヶ月間の夏休み。
イヤイヤ期の終わらない三女の相手をしながら、次女の悪態を1日中浴びせられて、私はいったい何のために生きているのかと考えるようになりました。

お盆の帰省は気分転換になったけれど、一時しのぎでしかなく。
時々ツイッターでこぼしながら、何とか1日1日乗り越えていくような毎日でした。

おなかの子どもに障害があるとわかった時。
一緒に命を終えてもいいと思った、あの時にそうしていたら、治療・手術や生活保護と税金ばかり使わなくて済んだのに。

私みたいな人間が「社会のお荷物」なんだ。
その思考から離れることができなくなった時点で、自力で回復するのは難しいのだろうと感じて、心療内科のことを調べ始めていました。

心療内科を受診すると決めた

1日の大半をネガティブな思考でいっぱいにしながらも、朝のうち、子どもたちが出払ったあとの時間は少し落ち着くことができました。

そのタイミングで心療内科への連絡。
電話では「どういった症状がありますか?」などいくつか質問があったので、下記の内容を伝えました。

  • 気分の落ち込みがあること
  • 中途覚醒が続いて睡眠不足なこと
  • 昨年末に離婚したばかりなこと
  • 子どもが3人いること
  • 子どものひとりに重い障害があること
  • 強いストレスを感じていること

 

予約から受診までは少し間がありました。

心療内科での問診と診察

常夜灯のようなぼんやりとした明かりのついた診察室、おっとりとした口調の医師。
先に電話で伝えていた内容を追いながら、医師に促される形で掘り下げていきました。

  • 症状の出始めた時期
  • 離婚の原因
  • 三女の心臓病のこと
  • 生活保護を受給していること
  • ケースワーカーとのトラブルのこと
  • この先の就労のこと……など

心療内科医から言われたこと

診断は、先に述べたように「強いストレスが続いたことによる疲れ」
中途覚醒に関しては極端な暑さでリズムが乱れたことが原因ではないかとの見立てで、落ち着いてくるでしょうとのことでした。

以下、医師から伝えられた内容です。

子ども3人しっかりと育て上げることができているんだから、今は十分。
今、一番大事なことは子育て。

就労意欲はあっても、男性に対しての不安があるなら無理はしなくていい。
イヤな思いをしてしまったけど、それは時間とともに少しずつ大丈夫になってくる。

男性に対することも含めて、ピッタリの条件じゃないなら働かない方がいい。
するとしても、人と接しない裏方がいい。
せいぜい1日4時間で週3が関の山、それ以上は生活が破綻するから無理。

普通の人よりストレスの多い状態が何年も続いてきたんだから、その疲れが出ている。
離婚してからまだ日が浅い。

薬はいらないし時間とともにやわらぐから、家族4人でゆっくり過ごすこと。
何も気にしないで生活保護を受けていい。

優先順位を決めて、できることからひとつずつでいい。

大きなことは考えなくていい、人生まだまだ長い。
この先必ず働けるタイミングがくるからその時に考えればいい。
お母さんが不安だと子どもたちも揺らぐ、ちゃんと頑張ってるから心配しなくていい。

 

頑張っている、果たして本当にそうだろうかと。
もっと小さな子どもを複数人抱えて一生懸命に働いているお母さんはたくさんいるのに、私にはそれができない。

「大丈夫ですかね?」と。
やっとで絞り出した言葉とともに、我慢していた涙が堰を切って溢れました。

医師は言いました。

あなた、他(実家など)からの助けが得られないんでしょ?
「自分がやらなくちゃ」と過度に背負いすぎるのは、ひとりで戦わないといけないから。
だからこそ、無理なものは無理でいい。

確かにできている人はいるけれど、できなくて当たり前。
子どもを3人育てるって本当に大変なこと、それをあなたはやってきた。

保護課も、あなたがここ(心療内科)に来てることはわかっているんだから、今話したことをそのまま言えばいい。
記録は残してあるから、またしんどくなったらおいで。

 

ひとしきり泣いて、お礼を言ってから診察室を出ました。

両親にも子どもたち(といっても長女)にも話せず、話を聞いてくれる人はいても寄りかかれる相手がいなかったんです。
私はただ泣ける場所が欲しかった。

そう気づけてやっと、全身に詰まっていたもやもやが溶けてなくなったような気がしました。

ちなみに、ケースワーカーの件は一刀両断。

医師
医師
えー、何ソイツ。
気持ち悪いし意味がわからない、役所に話して担当変えてもらったんでしょ?
そんなやつまともじゃないよ。

受診後のことと離婚から1年経つこと

心療内科を受診した後のこと

医師から言われた通り、心療内科でのことを手紙に書いて担当ケースワーカーに送りました。
内容は就労支援相談員とも共有されていて、最優先してもらっています。
それを許される環境であることに感謝するばかりです。

心療内科を受診して3ヶ月。
就労相談は1、2週間ごとに続けています。
今はまだ先に進めようがないと思っていたのに、回数を重ねるごとに「働きたい」という意欲がわいてきます。

条件のいい求人を見るたびに、今すぐに動けないことへの歯痒さを感じるほどです。
相変わらず体力はなく、お昼寝がなければ1日動き切ることはできません。
それでも何とか生活できています。

男性への恐怖心は、不快感に変わり。
気づけば「特定の風貌」に対しての不快感を残して、以前の状態に戻っています。
すべての男性に対して警戒することはなくなりました。

次女に対しては一切解決していません。

週末になると1日12時間以上プレイするのが当たり前で、これから冬休みを迎えることが憂鬱でなりません。
みまもりスイッチは強制的に電源を切ることもできますが、逆ギレして三女を怒鳴りつけたりいじめたりするのでできず。

ただし、ひとつだけ次女には伝えました。
「自分さえよければいい人間、家族を大切にできない人間は、信頼もなくして縁を切られるって知ってるよね?」と。
脅しだと受け取られても構いません。

これが自分の個性だと開き直る次女に、それでも母として向き合い続ける必要はあるのでしょうか。
ゲームさえしていなければ、特にもめることなく過ごせるのに。
別人格、まったくの別人と向き合っている気分です。

離婚から1年が経ちます

元夫には幼稚園・学校行事で会いますが、それ以外で会うことはあまりなく。
誕生日にはケーキやプレゼントを買ってくれましたが、それ以上のコミュニケーションはほとんど取っていません。

三女は時折「おとうちゃんとおでかけしたいな」と言っていましたが、それを伝えても連絡はなし。
会うと寂しくなるからなのか、子どもに興味がないからなのか、そのあたりはわかりません。

依然として養育費は払われていません。
弁護士に「自己破産の手続きが終わるまでは無理です」と言われるがまま、本来果たせるはずの義務を放棄。
役所から進捗について聞かれるたびに連絡はするものの、返答は「確認して連絡します」ののち音信不通。

公正証書も作れず、年金分割もできないまま。
離婚してなお彼の言動にはガッカリするばかりですが、今さらでもあります。

今の生活はとにかく大変ですが、子どもたちの笑顔は増えました。

長女の三者面談では、担任から「長女さんは休み時間になるととにかく笑って過ごしています」と言われ。
次女は家庭学習で笑顔の効能について調べたところ、「次女さんは笑顔がステキです」とコメントをもらい。
三女もケラケラとよく笑っています。

これから先の人生をどう過ごしていくか。
たくさん考えてきた1年でした。
特にこの3ヶ月は、走り続けていては見えない景色を眺めて、進行方向を決めるために必要な時間でした。

「ひとり親」でいることは不安ですが、子どもたちの笑顔のためにも”頑張らずに”頑張ります。
できることから、ひとつひとつ。
2年目はもう少しだけ心にゆとりを持てるといいです。

ABOUT ME
むっちー
三姉妹シングル母さん@北海道。 貝柱2年目(not 大黒柱、まだまだ頼りない世帯主) 直感で動くタイプのくせに、現実を見過ぎて足が止まるのはトシのせいか。 子どもたちは中学生・小学生・幼稚園児、毎日が体力勝負だけれど笑顔で楽しむスタイル。